歩行時の股関節の痛みはなぜ起こる?原因と対処法
「歩くときに股関節が痛くて困っている…」そんな悩みはありませんか?
本記事では、歩行中の股関節痛が起こる主な原因と、自宅でも始めやすい対処法についてご紹介します。
痛みを軽減し、快適な歩行を取り戻すための参考にしていただければ幸いです。
歩行時の股関節が痛む主な原因

姿勢のゆがみ(猫背や骨盤の傾き)
スマートフォンやパソコン作業が多いと、背中が丸まりやすくなり「猫背」の状態になります。猫背になると骨盤が後ろに傾き、足を後ろに引いたときに股関節の前側に負担がかかりやすくなります。その結果、歩行時に「股関節がつっぱる」「違和感や痛みを感じる」といった症状が起こりやすくなります。
体幹機能の低下(体幹の弱さ)
お腹や腰まわりの筋肉(横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋など)がうまく働かないと、いわゆる「猫背」状態になりやすく、骨盤が正しい位置から後ろに傾きやすくなり、上半身を支える力が不足します。その結果、股関節の前側にストレスがかかり、痛みを引き起こしやすくなります。
長年の「姿勢・動きのクセ」
たとえば、片脚にばかり体重をかけたり、デスクワークやスマホの使用時間が長いなど日常動作の偏りが、自分でも気づかないうちに特定の姿勢や動きのクセを習慣化させている場合があります。また、同じ動作パターンを繰り返すことで、負担がかかる部位が固定化されます。これが続くと、股関節痛だけでなく、他の部位の不調にもつながりやすくなります。
痛みの原因をセルフチェック
歩行時に痛むタイミング
まっすぐ数メートル歩いてみて、いつ痛みを感じるか確認します。後ろ足になる側の股関節が痛い場合は、骨盤が後ろに倒れやすくなり、前側に負担がかかっている可能性があります。
骨盤の角度を手で触ってみる
腰骨(左右の出っ張り)と恥骨を手で三角形に触れてみて、恥骨側が前に突き出していないかをチェックしましょう。恥骨が前に出た状態=骨盤が後傾しているサインです。

股関節の曲げにくさ
仰向けになって片脚の股関節を曲げた際に、反対と比べて「引っかかる感じ」「曲げにくさ」があるかどうかを確認します。もし片側だけ動かしにくい場合は、骨盤や股関節の位置がずれている可能性があります。
痛みを軽減するための対策(ストレッチポールを活用した姿勢リセット)

「体幹機能が低下し、猫背が定着してしまう」という悪循環を断ち切るには、ストレッチポールを使ったケアが効果的です。
仰向けに寝てポールに身体をあずける
背中の中央にストレッチポールを縦向きに置き、両手を横に広げます。特別な力を入れず、リラックスしたまま数回ゆっくり呼吸しましょう。そのまま左右に小さく揺れるだけでも、背中や骨盤周りの筋肉がほぐれ、猫背気味の姿勢をやさしく整えられます。YouTube:基本的な使用方法
骨盤や股関節の位置をリセット
ストレッチポールを利用することで、歪んだ骨盤が正しい位置に近づき、股関節周囲の小さな筋肉が働きやすくなります。これにより、股関節前面にかかっていた負担やストレスを軽減し、歩行時の痛みを緩和しやすくなります。YouTube:骨盤・股関節の歪みを解消
正しい姿勢の基準を身体に覚えさせる
ポールの形状を頼りに寝転ぶと、「まっすぐな姿勢はこんな感じ」という感覚を脳が学習します。長年の不調の背後には「姿勢の癖」と「動きの癖」が定着している場合が多いため、まずは姿勢が崩れていることを自分で気づくステップが重要です。YouTube:ストレッチポールのメリットを解説
まとめ:歩行時の股関節痛を解消するためのポイント
歩行時の股関節の痛みは、猫背や骨盤の傾き、体幹の弱さなどが複雑に絡み合って起こりやすいものです。
まずは、姿勢や骨盤の角度をセルフチェックし、必要に応じてストレッチポールや簡単なエクササイズで「正しい位置」を取り戻すことを目指しましょう。
もし痛みが改善しない場合や、セルフケアだけでは不安を感じる場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
専門家の視点から根本原因を把握し、最適なサポートを受けることで、長年の痛みも緩和しやすくなります。
日頃のケアを習慣にしながら、股関節がスムーズに動く状態を保ち、快適な歩行を続けられるよう取り組んでいきましょう。